夢判断23「高速道路での事故」p3

  
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高速道路での事故p3



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coco様
24才 女性 会社員

タイトル/「高速道路での事故」

彼は、夢の中で死んだかどうかは定かではありませんが、少なくとも、仕事をできるような状態ではないようです。
一般的に、男性的な性格の側面(あるいは要素)とは、知的な判断力や決断力、理性や自立性、創造性、論理性、発言力、合理性、意識性などのことを言いますが、ここで言う彼のような男性的な側面とは、

「外見は白髪(だった様な・・?)で一見少し怖そうな感じがしました。にもかかわらず、「優しそうだが、威厳があるタイプではない。どこか自信なさげで弱よわしい。寂しそう。」

とのことですので、もしかしたら、coco様が仕事をしているときというのは、彼のように、「どこか自信なさげで弱々しく、一見少し怖い感じだけど優しそうな」
男性的な側面を機能させて、仕事をなさっているということなのかも知れません。

そしてもう1人、被害を被った側面に、「茶髪でロングヘアーの女性」がいます。
一般的に、女性的な性格の側面(あるいは要素)とは、感情の豊かさ、柔らかさ、受身の姿勢、他人との関係性、自然性、身体性、無意識性などのことを言います。
彼女は、

「今時のおしゃれでかわいらしい女性といった感じです。どちらかというと気が強そうで、淡々としたイメージでしょうか。」

とのことですので、やはり、ご本人が無意識下に持っているそのような性格の側面が、「茶髪でロングヘアーの女性」という心像として表現されたものと思われます。
そんな彼女は、緊張の糸が途切れて、かたくなとなっていた側面が壊れると(交通事故を起こすと)、死の危険にさらされてしまいます。

また、もう一つの解釈としましては、夢の中の瀕死や死は、その死に逝く人であらわされているような性格の側面は、自分には受けいれられない、あるいは役に立たないと感じているために、自分の性格の一部にすることを放棄し、何とかしてその要素を無意識に還そうとする働きをあらわしている場合もあります。
なので、夢の中で不幸にあったその男性や女性は、ご本人にとって受けいれられないような性格の側面であった可能性もあるでしょう。
また、

「車の下敷きとなった女性の腕が取れていた様に見えました。」

という場面は、女性の腕という、意志の力が挫かれて機能を失った、ということをあらわしている可能性も考えることができます。
わたし達は誰でも、「あの人と結婚して将来は幸せな生活を送るはずだったのに、失恋しちゃった」とか、「あの会社に就職して将来はバリバリ働くはずであったのに不採用だった」というときには、自分の意志を力を大きく挫かれたと感じ、夢の中ではよく、腕を大怪我したり、腕が取れて無くなってしまったりという夢を見るものです。
(例えばこの夢のように⇒  bbs565両手を切断
なので、もしかしたら、今の自分にとって、会社で働いている最中に緊張感が途絶えてしまっては、彼女のように腕が取れてしまうほど、意志の力は機能を失ってしまうかも知れないぞ、とあなたの無意識は考えているのかも知れませんね。
そして、そのような無意識がとった夢の表現に、あなた(夢の中の自我)は、呆然と、少し、うわ・・という感情で、その様子を見ています。

この夢は、少しネガティブな要素もあるかも知れませんが、「もう少し、張り詰めているような心の側面をほぐそうよ」というような意味合いが強いものと思われ、少なくとも、わたしには、「事故の夢は凶夢」という考え方はできませんでした。

夢は単なる生理的な一つの現象に過ぎず、「人間と象徴」という本のなかでも説明されているように、夢はわたし達の片寄りやすい意識の側面を、何らかの形で補おうとしているにすぎません。
夢にはなにか、魔力的な力があるという考え方は、少なくとも科学的な考え方とは言えないでしょう。
確かに、予知夢という不思議な現象は多くの報告があるようですが、それは、わたし達の意識が、これからの出来事に注意を払うことがよくあるように、無意識もまた、未来の出来事に注意を払うことがよくある、ということを示しているにすぎないのではないかと思います。
そもそも未来は確定などしてはいませんので、夢の解釈から、未来の危険性のようなものを汲み取ったのなら、そうならないようにしていけば良い、というだけのことではないかとわたしは思っております。

「最近もこんな感じの悲惨な事故の夢を見た気がするなぁ・・」と思いました。

とのことですので、今回だけではなく、あなたの無意識は、普段から、"かたくなとなりやすい"何らかの側面を、何度も和らげようと試みていたのかも知れませんね。

いかがでしょうか?

coco様

鈴木めいや 様
丁寧なご解釈ありがとうございました。
何回も読み返させて頂き、なるほど・・と思いました。
すごく思い当たる節が多々ありました。

coco様は、直感が主機能ということになり、直感的な働きを主体にして、日常生活を過ごされているタイプの方ということになります。
ここでいう直感という言葉は、一般的に使われているように、「その場の思いつき」や、「ひらめき」という意味だけを指して言っているのではなく、それを含めて、全体を総合的に捉えて、目に見える以上の何かを感じ取ろうとするような心の働きのことを言います。

★私が直感型であるという説ですが、少なくとも自分で自覚している性格ではそうなります。
上記のご指摘のような、思いつきといいますか、なにか勘のような物が働き(文章にするのが難しいのですが、例えば、一瞬の相手の顔の表情とそれまでに得たその人の性格のイメージから何を考えているかなんとなく分かってしまったり、一見良い人そうであっても、付き合っていくうちに行動に一貫性がなかったりすると、あまり信頼できないな・・などと無意識に思う。)、何の根拠もないのですが、自分ではかなりの確立でそれは的を得ていて信用できると信じているので(実際のところはどうか分かりません)、無意識にかなり勘に頼って生きている方だと思います。

一般的に、社会に適応していくためには、直感とは正反対に位置する感覚機能を分化・発達させる必要があるからです。ここでは、
〜同文〜
外的・社会的な側面にあるぞ、という無意識内の思考が比喩的に表現されているように感じられます。

★このあたりですが、すごく的を得ていると思います。
私の職業は、一般企業の事務のOLです。今までも自らのセンスを必要とするような仕事に就いたことはありません。
しかも仕事は転々としているほうで、なかなか自分にしっくりくるような職場が見つかったことがありません。「ダメ男くん」の像は、自分にもすごくイメージできてしまいます・・。
ですが、センスを必要とする仕事(例えばデザイン関係や、メイク・ネイルの仕事など)には憧れや興味はあり、目指そうとしたこともあるのですが、やはりその様な才能が自分にあるとは思えず断念したことはあります。
しかし、事務職自体は嫌いと言う程でもないのです。今の仕事は、事務職の中でも電話応対が中心で、その具体的な仕事内容や人間関係などにストレスを感じている気がします。
おそらくですが、いわゆる「ダメ男くん」の自分の素質に気づいていて、どうしてもそうなりたくないので無理してでも普通になろうとしている部分はあるのかもしれません。普通の女性の職業=OLといった感じです。
しかし無意識の領域では、やはり事務職は合っていないと感じているのでこのような夢を見たのかもしれないということですかね。
もしくは、ただ単に、本当に今の職場の環境があっていないだけかもしれませんが・・。
ちなみに感覚機能優先の方はどのようなタイプの方を指すのでしょうか。

比喩表現というのは〜

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