夢判断01「温泉施設の小鳥」

  
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温泉施設の小鳥



まゆみ様
31歳 女性 ホテル・ショッピングセンターなどの企画部門
タイトル/「温泉施設の小鳥」

【 夢の内容 】
家の近所の山沿いの古い住宅地の坂を彼と一緒に登っていく。
道沿いには農機具を入れる木の小屋があったり、いつもの散歩道とよく似ていました。
「この辺りに上司が住んでたことを昨日きいたんだよ。近くに住んでたの知らなかった」というような話をしながら。(本当にその話をその日に聞いたばかりでした)すると、とても味わいのある古い建物が立ち並ぶ路地に入り、建物の隙間から見える遠くの景色がとても穏やかできれいで、古い建物が二人とも好きなので、興味深々。楽しく散歩している感じでした。
なぜか、木造の古い温泉施設のようなところに入り、そこで飼われているらしき手乗りの小鳥と玄関口で遊ぶ。今はもう小鳥は飼っていないので、懐かしい気分で遊んでいました。そうしているうちに、手から離れて外に飛んでいってしまったので、捕まえにいき、また戻ってその小鳥を連れて、木の階段を登って、広い板間の窓の大きい古い建物のわりに、明るい部屋に出ました。
部屋の右の隅の窓沿いに大きめの木の浴槽があって、湯がなみなみと張られていて、とてもいい感じでした。
その部屋の窓際で小鳥と遊んでいると、また、その部屋の見晴らしの良い窓からまた逃げました。
「戻っておいで」と呼んでいると、黒い身体で玉虫のような色の長い尾を持ったトンビのような鳥に襲われてしまいます。
爪を掛けられてバランスを崩すまでは見ていましたが、そこからは見ていられなくなって目を背けました。
ひらひらと舞う羽を見て、ああ、ダメだったんだなと思いました。
上からのぞくと、小鳥の遺体らしきものが落ちていました。
「知らないから、怖れずに飛んでいっちゃったんだなあ。。。気をつけてあげなきゃいけなかったんだ。。。」と罪悪感が。。。
そこで夢は終わりました。
小鳥は子供の頃からずっと飼っていて、とても好きな動物です。


まゆみ様

【 ご本人の解釈(なければ結構です) 】
エンディングはショッキング映像ですが、全体的にはそれほど怖い夢でもなくちょっと幸せで切なくて懐かしい感じすらする穏やかな印象の不思議な夢でした。
私としては、パートナーと散歩をしたり、ゆったりとした時間を過ごしたいと思っているのですが、せっかくの休みもパーティーの準備や彼の友人や家族との外出など、何だか気ぜわしいというか、忙しいというか、社交的な事が好きなパートナー振り回されている感じがしていて、そんな不満が夢に現れたのかなあと思いました。

鈴木めいや

ご依頼を頂きましてありがとうございます。鈴木めいやです。
送っていただいた「温泉施設の小鳥」の夢を解釈するまえに、少し、質問させていただいても宜しいでしょうか?
1) これはいつ頃みた夢でしょうか?

まゆみ様

今朝です。

鈴木めいや

2) 夢の中の彼と、同棲しているパートナーは同一人物でしょうか?

まゆみ様

同一人物です。

鈴木めいや

3) その彼と付き合ってから、あるいは同棲してからどのくらいの月日が経つでしょうか?

まゆみ様

付き合って一年半くらい。同棲して1年くらい。といっても、私は一人暮らしの部屋をまだ持っているので半同棲?

鈴木めいや

4) 具体的に、その彼と一緒に行っている何かはあるでしょうか?

まゆみ様

ベランダ菜園やDIYくらいしか思いつかないですが(笑)

鈴木めいや

回答ありがとうございます。 この夢は、一言でいうと、“最近湧いてきた生命力のイメージと、現実生活との葛藤”のような心の働きをあらわしています。
生命力のイメージとは、あなたが無料掲示板でおっしゃっていた
「彼との関係の中で、過去に感じていた古い感情が久しぶりに再度上がってきていて、どう対応していこうかなあと思っていたところです。」
ということに関係があるのだと思います。

【 夢判断 】
最近湧いてきた生命力と、現実生活との葛藤をあらわした夢

最初から解釈していくと、まず、彼と坂道を上っていくシーンから始まります。
通常、夢の中の道は、ご本人の人生の道筋のようなものをあらわしていることが多く、登っていく坂道は努力や仕事というニュアンスを持つ人生の道筋で、その道沿いは、いつもの散歩道とよく似ています。
現実にあるいつもの道とよく似ているということや、現実に話していた上司の話題をしているということから、初めのこのシーンは、比較的個人的で現実的な浅い心の層から構成されていると思われます。

そしてこのことは、個人的な人生の道筋は豊かであった、ということを意味しているのでしょう。
そんな“人生の道”を彼と一緒に歩いていますが、彼とは付き合って一年半くらいしか経っていないとのことですので、夢の中の彼は、あなたの中の男性的な性格の側面が人格化されたものだと思われます。
男性的な側面、男性性とは、あなたが本来持っている知性、合理性、自立性、客観性というような心の働きのことを言います。
きっと、現実に企画部門というお仕事をこなしていくには、男性的な側面を働かせることも必要でしょうから、坂道を登る(仕事をこなす)には、夢の中で男性性と一緒に歩く必要があったのだろうと思います。
次に、

とても味わいのある古い建物が立ち並ぶ路地に入り、建物の隙間から見える遠くの景色がとても穏やかできれいで、古い建物が二人とも好きなので、興味深々。楽しく散歩している感じでした。

とあります。
夢の中の風景は、“習慣化した感情の状態”をあらわすことが多いので、そのままですが、いままでのあなたは、夢の中で

きれいで穏やかな風景

で象徴されるような感情状態でいることが多かったのではないでしょうか?
ここまでのシーンが、いままでのあなたの人生観をあらわしています。
次に、

木造の古い温泉施設のようなところに入り、そこで飼われているらしき手乗りの小鳥と玄関口で遊ぶ

とあります。
夢の中の“温泉”は、地下から温かい湯が沸きあがるということから、生命力のエネルギーが湧き上がってくることを意味していて、それは、様々な理解が自我に浸透していくという心の描写に関係があります。
おそらく、彼(男性性)と坂道を歩き、様々なことを学び、理解が浸透していったということが、夢の中で温泉としてあらわれたのでしょう。
あるいは、あなたは無料掲示板のほうで、

「過去に感じていた古い感情が久しぶりに再度上がってきていて、どう対応していこうかなあと思っていたところです。」

とおっしゃっていますので、そのような生命力のエネルギーが“温泉施設”という表象になったのかもしれません。
そして、温泉施設という心のエネルギーの源ともいえる場所で、小鳥と一緒に遊びます。
夢やおとぎ話に出てくる“鳥”は、象徴的に深い意味合いがあります。
鳥は、上空から俯瞰して物事を見て取る生き物ということから、鳥は、上空から俯瞰して物事を見て取る生き物ということから、直感的な心の働きを象徴すこともあるのですが、どこにでも自由に飛びまわれるということから、魂のイメージや精神性そのものを象徴することがあります。
そんな小鳥を連れて木の階段を登って、広い板間の窓の大きい古い建物のわりに明るい部屋に出ます。
通常、夢の中の“明かり”は〜

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