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シンボル(象徴) 辞典




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象徴(シンボル)について
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【このページのシンボルは下記の本を参考に記しています】
シンボルの本
1.「元型と象徴の事典」べヴァリー・ムーン編 アーキタイプ・シンボル研究文庫
2.「世界シンボル事典」ハンス・ビーダーマン著 八坂書房
3.「別冊宝島15 夢の本」宝島社
4.「ユングが教える夢の心理判断」鞭洋子著 河出書房新社
5.「ザ・夢判断」齋藤勇著 メディアファクトリー
6.「最新夢辞典」トニークリスプ相場寿明訳編著 どうぶつ社
ほか…




シンボルの考え方を紹介!

ユング博士は「人間の象徴」という本の中でこのように解説しています。

参考書を一冊買って個々の象徴の意味を調べればよいとでもいうように、夢の解釈の出来合いの解説書を信用するのは、まったくばかげたことである。
夢の象徴は、それを見た当人から切り離すことはできないし、どんな夢についても、確定した単純な解釈などはない。
意識を無意識が補償するやり方は各個人で非常に異なるので、夢やその象徴がどの程度まで分類できるかを確定するのは不可能である。
〜本 人間と象徴(上)P71 より抜粋〜

夢のシンボル(象徴)について、精神科医であり心理学者でもあるカール・G.ユング博士が本のなかでも言っているように、睡眠時に生じる夢をシンボル辞典に当てはめていけば解釈が成り立つかというと、そういうものではありあせん。

夢占い関連の本やホームページでは数々のシンボル辞典のようなものを見つけることができますが、例えば、が好きなAさんと犬が嫌いなBさんでは、犬は忠実や愛情のシンボルであると同じように考えることはできず、AさんとBさんの夢に出てきた「犬」は、あきらかに意味合いが違いますし、夢をその夢を見た人と切り離すことはできないからです。

現実には、夢の中の像についてはある程度のシンボルの傾向を言えるに過ぎず、そのことからユング博士は生涯シンボル辞典のようなものを作ろうとはしませんでした。

もし連想もせずタイプやそのときの意識の状況などを考慮していない段階で「犬はあなたの中の愛情や従順を表しているに違いない」とハッキリと言い切ってしまったとしたら、その時点でそれは心理学的な解釈ではなくなってしまうでしょう。
心理学的な夢の解釈を行っているこのホームページ(夢と解釈のサイト)としましては、このことはいくら強調してもしたりないくらいです。
夢はその全体的な文脈を把握し、その方の個人的な要素とどのような関係にあるかと言うことを考慮したときに初めて解釈が成り立つものであって、ただシンボル辞典に当てはめていけば解釈が成り立つというものではない、ということをご理解いただければ幸いです。
なのでこのページで紹介している象徴(シンボル)は、ある程度、全人類に共通の普遍的なイメージであえると考えられるもの(60個)のみに絞って紹介しております。