夢解釈36、「英会話講師」

個性化のプロセスにおいて、無意識が「外向性(社交性)を分化・発達さる
ことを要請してきている」ことをあらわした夢

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2013/08/17 〜 2013/08/18


anemone様
41歳 女性 既婚
タイトル/「英会話講師」

【 夢の内容 】
夫と二人で英会話授業を受けていたようです。
夢はその後のフィードバックに関するもののようで、私達はカフェのようなところにいて、講師Aからのコメントを一緒に読んでいます。
そこには、
・私達のこれまでの担当B(イギリス人)は、発音が明瞭すぎてあなた方のヒアリング力向上のためには物足りないと思う
・私(A)が担当でも良いが、私自身いろいろと足りないところがある
・従ってこれからの担当としては、ニュージーランド人の講師Cをおすすめする
ということが書いてありました。
夫と私は、講師Aとのディスカッションを楽しんでいたので、Aでいいのにねと言っていました。
他にもいろいろあった気がしますが、明瞭に覚えているのはこれだけです。
Aは、実在のカナダ人の英会話講師(男性)です。
Bは現実には会ったことがないような人です。明るい茶色の髪で、大きい目が聡明そうな、30〜40台くらいの白人女性です。
Cは、連想するのはちょっとだけ通った英会話教室の講師です。多分20代の男性で、少し内気で素朴な感じの人物なのですが、当時来日間もなかったこともあり訛りが強く、最初は何を言っているのか全然わかりませんでした。


鈴木めいや

夢診断の依頼を頂きまして、ありがとうございます。

お送り頂きました、「英会話講師の夢」の解釈をはじめたいと思います。

夢と解釈のサイトにはじめてご依頼を頂きました「(bbs283)数学の夢」もそうでしたが、この「英会話講師の夢」も、元型的(普遍的無意識)な要素に乏しく、個人的無意識の側面が色濃いですので、世界中の神話や昔話を参考にすることが出来ず、この夢はそのような意味で解釈に難しいと言えます。

普通、英会話をはじめる目的は人それぞれ異なってはいますが、それをはじめる基本的な主な目的は、現在よりも、社交性や人脈を広げるため、あるいは視野を世界規模に広げるためだと考えて良いと思います。

つまりこの夢は、個性化のプロセスにおいての、外向性や社交性と関係していると思われます。

それはもしかすると、外的な意味と同時に、未分化な性格の側面への開拓精神、という内的な意味合いをも併せ持っているのかも知れません。

この英会話講師の夢の中の、講師Aのコメントには、「ニュージーランド人の講師Cをおすすめする」とあります。
Cという人物に対する連想では、

「少し内気で素朴な感じの人物で、当時来日間もなかったこともあり訛りが強く、最初は何を言っているのか全然わかりませんでした。」

とあります。
このことは、その講師はまだ日本慣れしていない人物なので、外国人というイメージが色濃く、ご本人の意識から見ると、とても無意識的で未だに未分化な何らかの男性的な心の働きをあらわしていると考えられます。

このことは、(あまり乗り気ではありませんが)そんな彼の授業を受けることは、うまくいけば世界観が大きく広がることを匂わせていますね。
また、

「正直のところもっと人間の根本を問うような探求を仕事に織り込みたいという思いがここ数年、徐々に頭をもたげてきているのですが、これまで継続してきた仕事からそのような発展をさせることは難しそうで、かといってこれまでの仕事を放りだす訳にもゆかず、今のところは漠然とした願望にとどまっています。」

とのことですが、確かに「水の化物の夢」では、今はその時ではない、ということ語っているように見えるのですが、今回のこの「英会話講師の夢」では、「これからの担当としては、ニュージーランド人の講師Cをおすすめする」と言っていますので、そのことにあまり乗り気ではないあなたに対して、夢はもっともっと外向性・社交性を見に付けなさいと言っているかのようにも見えるのです。

もう少し詳しく解釈するために、2つほど質問させて頂いても宜しいでしょうか?

質問1)

「カナダ人の英会話講師」

とありますが、それは、自分から英会話に興味を持って自分から受けに行った授業でしょうか?
それとも、受けたい受けたくないに関係なく、一つの授業としての英会話でしょうか?
もし、自分から受けに行ったのでしたら、動機はどのようなものでしたでしょうか?具体的に、「どこかの国に生きたいから〜」というような動機は、おありでしたでしょうか?

anemone様

英語は上手くなりたい気持ちがあり、喜んで受けていました。漠然とですが、将来役に立つに違いないと思っていたからです。

この講師は私にとっては何だか不思議な人で、外国人なのに日本のことを日本人よりも良く知っていて、日本語もとても上手でした。ただし、考え方が理路整然としていて曖昧なところがないのは、やっぱり西洋人ぽいなと思ったこともあります。久しぶりにこの人が夢にでも登場したことも印象的でした。

鈴木めいや

質問2)
漠然とした質問で申し訳ありませんが、自分自身が持っている社交性や外向的な性格の側面に関しまして、なにか思うことは(どのようなことでも結構です)おありでしょうか?
また、英会話で象徴していると思われる社交性や外向性という言葉を聞いたとき、単純に何か思い浮かぶことはおありでしょうか?

anemone様

自分自身が持っている社交性や外向的な性格の側面は、自分のより本来的な部分というよりは必要に迫られて徐々に身に着けてきたもののように感じています。

私はあまり、他人に対して構えることがなく、裏表のない接し方をする方だと思いますし、また普段の気分や態度も明朗な方だと思うので、おそらく他人から見たら私は気さくで話しやすいという印象をもたれるのではと考えています。

ただ、元来の性質としては、注意が他人よりは自分自身に向きやすく、社交に必要な目配り・気配りが足りないことが多いです。

社交性や外向性という言葉を聞いたとき、単純に思い浮かぶこととしては、楽しそうに談笑する人々のイメージです。フランクな付き合いはいつでも歓迎なのですが、利害関係が絡み合い気を遣うような社交は苦手意識があります。社交性や外向性という言葉には、表層は「楽しそうに談笑する人々のイメージ」で深層はいろいろありうるという含みを感じます。

こんな感じのお答えでよろしいでしょうか。どうかよろしくお願いいたします。

鈴木めいや

ご回答を頂きましてありがとうございました。

夢解釈/
個性化のプロセスにおいて、無意識が、「外向性(社交性)を分化・発達させることを要請してきている」ことをあらわした夢

この夢はまず、夫と英会話授業を受けていたという状況が前提となっております。
夫は、ご本人が持っている、もう既に分化・発達済みの男性的な心の働きを象徴していると考えられますので、この夢は極めて心が男性的な状況となっているときについて語られていると判断することができます。

この時は、あなたの中の夫のような性格の側面がよく働いているような心境にあるので、基本的にサバサバとしており、発言力や判断力、合理性などに優れている状態にあります。

そんな心境の中、あなたは英会話の講師Aからのコメントを読んでいます。
このカナダ人の講師に対し、あなたは、

「英語は上手くなりたい気持ちがあり、喜んで受けていました。漠然とですが、将来役に立つに違いないと思っていたからです。」

と仰っておりますので、やはり、この夢は現実において、その講師のレッスンを受けていた頃に抱いていた上記のような気持ちと深く関係しています。

夢の中で、そのカナダ人の男性と直接会って話をせずに、用紙に書いているコメントを読んでいるのは、それだけ、彼で象徴しているその頃の漠然とした気持ちは、今では少しの距離があり、直接的なものではないことを意味しているように思われます。

「久しぶりにこの人が夢に登場した」とのことですが、このことは、それだけ、彼で象徴している社交的・外交的な性格の側面とはご無沙汰であった、ということかも知れませんね。

そんな彼のコメントによると、 「・私達のこれまでの担当B(イギリス人)は、発音が明瞭すぎて、あなた方のヒアリング力向上のためには物足りないと思う」

と書かれています。

この担当Bは、夢の中では、「今までお世話になっていた講師の人」ということから、このBさんは、おそらく、今までご本人が努力して身に付けてきた女性的な外向性、それなりに既に分化・発達済みの外向性をあらわしているものと考えられます。
そしてこのBさんは、あなたの言葉で言う

「私はあまり、他人に対して構えることがなく、裏表のない接し方をする方だと思いますし、また普段の気分や態度も明朗な方だと思うので、おそらく他人から見たら私は気さくで話しやすいという印象をもたれるのではと考えています。」

といった、ご本人のそのような性格の側面を意味しているのでしょう。

ですが、植物が常に太陽の光に向かって成長しようと働きかけているのと同様に、わたし達の無意識も、わたし達を個性化のプロセスに向かわせようと働きかけている状態にあるものです。

あなたが今まで持っていた、担当Bのような外向性は、それはそれで悪くは無いのですが、今後さらに発展していくために、カナダ人の講師は、

「担当Bは、あなた方のヒアリング力向上のためには物足りないと思うので、これからの担当としては、ニュージーランド人の講師Cをおすすめする」

と書いています。

講師Cは、あなたの連想では、訛りが強くて発音が分かりにくい人物ですので、あなたは彼のレッスンによって、英会話(外向性)が大きく上達していく可能性を秘めています。

そして、この講師Cはそれと同時に、いままでは無意識的で未分化・未発達となっている何らかの性格の側面について表現されていると思われますので、彼との関係は、劣等な性格の側面との関係性、という意味合いもあるのでしょう。
つまり、夢の中の彼は、あなたの言葉にある、

「自分自身が持っている社交性や外向的な性格の側面は、自分のより本来的な部分というよりは必要に迫られて徐々に身に着けてきたもののように感じています。
ただ、元来の性質としては、注意が他人よりは自分自身に向きやすく、社交に必要な目配り・気配りが足りないことが多いです。」

という部分と関係があるのかも知れません。

つまり、あなたの個性化のプロセスにおいて、あなたの無意識が分化・発達させようと促している要素は、このニュージーランド人の講師Cにあるのではないかと考えられますね。

最後に、「英会話講師の夢」を一言で解釈させて頂きますと、「あなたの無意識が外向性(社交性)を分化・発達さることを要請してきている」ことをあらわした夢であると言えそうです。

いかが思われますでしょうか?

【 夢の中のシンボル(象徴性) 】
■ 夫 ⇒ 既に分化・発達済みの男性的な性格の側面
〜以下の3人の講師は、基本的には3人とも外向性(社交性)を象徴している〜
■ 英会話講師Aのカナダ人の男性 ⇒ 学生時代、英会話を学ぶときに感じていた肯定的な意思や気持ち
■ 講師B ⇒ 今まで持っていた女性的で外向的な性格の側面
■ 講師C ⇒ 今後、無意識が分化・発達させようと促してきている外向的で劣等な性格の側面

anemone様

鈴木めいや様
夢判断大変ありがとうございます。
夢の意味を考えておりましたが、私の意識上の願望(仕事の上で、「もっと人間性の根本を追求するような仕事ができないものか」といった)は少なくともまだそのような時ではないということ、および、私の無意識は訛りの強いニュージーランド人を講師とするような、コミュニケーション力の向上を要請しているということは、とても示唆的でした。
現時点で「個性化」への道は、前者のような私の特性を伸ばすことよりは、後者のようなさらなる弱点の克服へと向かっているようですね。
「訛りの少ない英語」=おそらくは共通言語を話せる教養のある人や、聞き手に配慮した話し方の出来る知性のある人とのコミュニケーションは容易なものですが、そうでない場合はより困難ですし、これまで私はそのような困難な相手とのコミュニケーションに熱心でなかったのは確かです。
しばらく実生活でも「訛りの強いニュージーランド人」を探してみたいと思います。
いつもながら的確なご解釈に感謝しております。
ありがとうございました。
また今後共どうかよろしくお願いいたします。

2013/08/17 〜 2013/08/18

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