夢解釈40「運針練習」の3ページ目

「女性性の足りない部分を発達させ、新しい衣服類(社会に適応するための表向きの表情)を仕立てようとしている」ことをあらわした夢

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2015/10/04 〜 10/13


〜 3ページ目 〜


yuri 様
29歳 女性 医療機関の事務職

タイトル/「運針練習」




〜と言えそうです。

いかが思いますでしょうか?

yuri 様

鈴木めいや様
解釈ありがとうございます。
今回の夢を

普段の不十分なそんな女性的な性格の側面を補い、発達させようとして、このような夢が生じた

と解釈されており、最近、別の人にも、仕事のことで相談したとき女性性を働かせたら、仕事が楽になるのではないかと言われたのでドキリとしました。

自分の男性性・女性性については、よくわからないというのが正直な気持ちです。
私にとっての男性性については、男兄弟に挟まれて育ったからか、小さいころは男の子になりたかったし、今も無意識に男性性に憧れていると、最近気づきました。
かといって、強くタフでいることは大変だと思うし、自分には無理だなと思います。
周りやテレビなどで見る柔らかな女性らしい女の人を素敵だとも思います。
ただ、弱くて不完全な自分が情けないなとも思います。
そういうところが、男性性優位なのかもしれませんね。
女性性とは、不完全でもみんなが幸せならよいということなのかなと思います。
私は、まだ、どちらかというと、自分ひとりが完璧で正解でありたいと心の奥で思っているように思います。
もちろん、みんなが幸せであってほしいという気持ちはあるのですが。

7人ともすべて女性であり、この夢には、男性的な要素は一切登場しないという所に大きな特徴

今回、どちらかと言うと、性格の基本部分は男性的であると思われるyuri様が、完全に女性的要素しか登場していない夢を見ています。

とありますが、私がよく見る夢は印象的だったり、助けてくれたり、仲良くしているのは、ほとんどが女性で、男性性が優位と指摘されても、夢では女性性と仲良くしているのはなぜだろう?と思っていました。
今回、解釈を依頼するときも、女性と仲良くしている夢をお願いしようか迷いました。
男性が登場する場合は、印象が薄かったり、不気味で怖かったり、不親切のことが多いように思います(今朝の夢は、男性に財布を盗られそうになる夢でした)。

yuri様が「仕事がきつい」と仰るその背景には、おそらく夢のなかで運針練習として表現されている何らかの女性的な性格の側面と関係しており、あなたの無意識は、あなたに対して、普段の不十分なそんな女性的な性格の側面を補い、発達させようとして、このような夢が生じたと思われます。

の解釈で、

運針練習として表現されている何らかの女性的な性格の側面と関係しており

とありますが、何だろうと考えました。
運針練習=縫う仕事の練習=女性の伝統的な仕事の練習だとしたら、炊事・洗濯・掃除などの家事の練習なのかな?と思いました。
家事に大切なことは住んでいる人が幸せに暮らせることだと思うので、めいやさんも言われているとおり、

細やかな気遣いや配慮、微妙な気持ちを汲み取るような繊細さ

だと思います。
ただ、仕事の場面で言うと、実際の大量の業務が次々に押し寄せ、やろうとしても横から入ってきて進まないような中で、

細やかな気遣いや配慮、微妙な気持ちを汲み取るような繊細さ

を発揮するのは、とてもできるように思えないのです。
女性性とは、同時にいろんなことをすることでもあるらしいのですが、どうやってするのだろう?と思います。

女性性のとある側面に関しては、普段はあまり機能しておらず、それは普段は無意識の陰に身を潜んでいる要素なので、それらは何とか意識の陽の目を浴びようとして人格化され、数人の女性の姿となったのではないでしょうか。

つまりこの夢は全体的に、数ある女性的な性格の要素の中でも、おそらくyuri様の、苦手で機能しにくい何らかの女性的要素が働いている時の心境にいるときについて語られている、と言えそうです。
そんな中には、あまり関わりがなくて「左利きで柔らかい感じ」ということ以外はよく知らないNさんがいます。
影の心像の特徴は「未知」ということにあり、それは謎めいていればいるほど、影の否定面は大きくなりやすい傾向があります。
(中略)
yuri様は夢の中で、そのような人には負けたくないので運針練習を頑張っています。つまり、心の糸を縫い合わせて、女性としての人格をワンランクアップしようとしています。
縫い目は不揃いではありますが、結構真っ直ぐ縫えているようです。
するとそこには、Uさん、Aさん、Yさんなどがいます。
3人とも優等生ですので、そこは基本的に女性としてのスキルの高い、緊張感のあるときの心境について表現されているのかも知れません。
そして、夢の中の登場人物は、基本的にすべて、自分自身の分身のようなものと言えますので、yuri様は自分で思っていた以上に、自分自身が持っているOさんのような性格の側面は「大人の女性」になっている、ということなのかも知れませんね。

と最初の場面を解釈されています。
Nさんが否定的な心像として夢に出てきているのか分かりませんが、職場に新しく入ってきたばかりで実務的なことができないということ=仕事ができないとして、否定的に感じているのかも知れません。
ただ、経験がないだけで、経験を積んでいけば、ちゃんと仕事ができるようになるとも思います。
私は、経験と能力をごっちゃにして、焦っているのかもしれないと思いました。
場面2)のUさんが、

慣れてきたら、楽になってくるから

と言うことにつながるとも思いました。
そう考えると、Uさん、Aさん、Yさんは経験も能力もあり、Nさんと対比されているように感じました。
先輩たちの女性としてのスキルは分かりませんが、実務はもちろん、全体を見たり、後輩を育てることかなと思います。

yuri様は自分で思っていた以上に、自分自身が持っているOさんのような性格の側面は「大人の女性」になっている、ということなのかも知れませんね。

とありますが、3人の中では、表立った性格はOさんが自分に近いように思います。
普段、よく使っている側面なので、大人になったのかな?と思いました。

場面2)については、

セルフの心像による慰めの場面として考えることが出来ます。
そもそも、心の糸(複雑な観念や感情の複合体と関係している)をたぐり寄せ、それを縫い合わせるという夢の中のこの行動は、近くにこのUさんという存在があったからこその働きである可能性さえあります。

と解釈していただき、ありがたいなと思います。
自分なりにがんばったと思うので、それを肯定してくれているようで嬉しいです。

場面3)について、

夢の中のどうしようか迷う場面は、現実に、対人関係に向き合うときの表向きの表情(衣服類)を仕立てるプロセスにおいての、新しいペルソナを上手に作り上げることの困難さ、のような心境が表現されているように思います。
この夢は、yuri様の、心のか弱い部分がよくあらわされているような印象がありますね。
繰り返しとなりますが、この夢を一言でいうと、
「心の糸を縫い合わせることで、女性性の足りない部分を発達させ、新しい衣服類(適応するための表向きの表情)を仕立てようとしている」
という無意識の働きについて語られた夢、と言えそうです。

確かに、職場でどのように仕事をすればいいか分からなくなっています。
真面目に、ひとつひとつ丁寧に仕事しようとするけれど、いろんなことがあるのでなかなかそれもできなくなっています。
社会に適応するペルソナを、無意識の中でも作り上げようとしているのかもしれませんね。
まだ、袖の部分ですし、時間がかかるかも知れないと思いました。
意識の上でも、難しいと感じています。

めいやさんのおかげで、自分と向き合えているように感じます。

鈴木めいや

めいやさんのおかげで、自分と向き合えているように感じます。

と仰って頂き、嬉しく思います。

今回はyuri様からの質問事項が見当たりませんでしたので、頂いた文章の中から感じたことを書こうと思います。

最近、別の人にも、仕事のことで相談したとき女性性を働かせたら、仕事が楽になるのではないかと言われたのでドキリとしました。
自分の男性性・女性性については、よくわからないというのが正直な気持ちです。

とのことですが、タイプの問診チェックで印象的であったのは、

五) 仲良しの同性の友達と、2人で遊ぶときは?

自分がやりたいこと、行きたい場所があれば、先に言ってしまいます。
反対されたり、相手もやりたいこと、行きたい場所があれば考えます。

六) 一人旅をしたことは?
b よくするほうだ
長期の旅行はないですが、日帰りではよく行きます。

という箇所です。

簡単に言うと、男性性が優位のタイプの女性は、周囲にサバサバとした印象を与えやすいのですが、この2つの質問には、そんなyuri様の男の子のような性格がよく表れているように感じられますね。
例えば、一人旅を楽しむためには、どこに行きたいのか、あるいは何をしたいのかという意思がそれなりにハッキリしている必要があり、その場で様々なことを男性のようにサバサバと自分の意志で決めていく必要が出てきます。

よく、好きな男性のタイプは?と聞かれて「私を引っ張ってくれるような男らしい人」と答える女性がいます。
女性性優位のタイプには、一人旅は少し難しかったりするものですが、yuri様は普段からそれなりの明確な意識性を持ち、自分の中の男の子のような側面によってサバサバと行動することで、一人旅を楽しむことができるようです。

普通、女性性優位の人の日頃の楽しみは、親しい人とお喋りしたり、買い物やDVD観賞、料理や手芸などの細やかな手先を使うようなことに趣(おもむき)があるので、男性的な一人旅はあまり合わないものだと思います。

やはり、男兄弟に挟まれて育ったということにも関係がありそうですね。

私がよく見る夢は印象的だったり、助けてくれたり、仲良くしているのは、ほとんどが女性で、男性性が優位と指摘されても、夢では女性性と仲良くしているのはなぜだろう?と思っていました。

ユング博士の研究による分析心理学では、夢の主な目的は、何らかの意識の状態の欠けている側面や偏りを補うことにあり、心理学的には、わたし達の心は様々な側面が相対的に成り立っているとされています。

相対的というのは、シーソーを思い浮かべて頂ければ分かりやすいかと思うのですが、それは右が上がれば左は下がるし、左が上がれば、右は必ず下がってしまいます。
この理論では、もし本当にyuri様の基本的な性格部分が男性性優位であるのなら、そんな意識を支えている無意識は、いくぶんか女性的な性格を帯びている、ということになります。
すると当然、夢はそんな無意識の状況が表現された物語りと言えますので、yuri様の夢には女性を象徴する内容が生じやすくなる、ということとなり、そんな無意識の性格は、男性性が劣った内容を帯びてくるはずです。

このことはおそらく

男性が登場する場合は、印象が薄かったり、不気味で怖かったり、不親切のことが多いように思います(今朝の夢は、男性に財布を盗られそうになる夢でした)。

という状況にも関係していると思います。


女性性とは、同時にいろんなことをすることでもあるらしいのですが、どうやってするのだろう?と思います。

女性性の基本構造は、太古の昔から多くの女性が当たり前のこととして行ってきた仕事によって構成されています。
それは例えば、赤ちゃんを泣き止ませながら洗濯物を干したり、お裁縫をしながら旦那の仕事での愚痴を聞いてあげたり、というようにです。
なのでyuri様の仰る通り、女性性に優れているタイプの人は、色々なことを同時進行で進めることが上手だったりするものです。

そのためには、男性性にあるような、目的を達成するための意識の明瞭性や、プライドなどの精神性の高さは、かえってジャマに作用する場合が多く、そのために必要な要素は、やはり、周囲への気配りや柔軟性(物腰の柔らかさ)、あるいは、直感的な無意識性や、「はいはい、そうですね」というような、小さなことへのコダワリや明確な意識性を持たずに、全体を柔らかく見ることが大切となってきます。

なので女性性に優れているタイプの人は、大きな心でほどよく気を抜くことも上手にできたりするものです。

広く一般的に、「本当は女のほうが図々しくて度胸が据わっているし、男のほうが気が小さいものなのだ」などと言われることがありますが、女性は男性よりも、一つ一つのことを深刻に考えすぎずに、色々なことを淡々と片付けていくような印象があります。

「そんな女性性は、どうやってするのだろう?」ということに関しては、「自分の中の女性的な要素を育てていくしかない」と言うことしかができず、具体的なレベルでの回答はとても難しいように思います。

ですがやはり、そのような側面を育てることができれば、現実での仕事は少しは楽に感じられるようになるものなのかも知れませんね。

今回、頂いた文章からは、全体的に上手に内省をなさっているように感じられ本当に何よりですね。

yuri 様

鈴木めいや様

返信ありがとうございます。
今回のやりとりで、女性性や男性性に考えることができよかったです。
ただ、やはり、どうしたらいいのか頭を抱えている状態ですが(・・;)

質問なのですが、
1)身近な人が出てくる夢について
夢の中で、身近な人が印象的だったら、夢から覚めてその人にあったら、夢でのことを多少引きずってしまうと思います。
無意識が身近なその人を選んだという事は、現実でその人に会ったときの関わり方を変化させるために、夢でその人を印象的に出したのかな?思ったりします。
職場の先輩で、よく夢に出てくる先輩がいます。
その人の存在感が仕事をする上で、大きいと無意識で感じているからだと思います。
今回の夢でいうとUさんのような人なので。
ただ、夢の中で身近な人が印象的だと、現実でのその人について何か伝えようとしていたり、自分の成長するヒントをその人が持っているのかな?と思ったりもします。
夢で見たからといって、行動を起こすのは危険だと思いますが。
あくまで、自分の中のその人が象徴する側面だとか、その人からの連想で考えたほうがいいのでしょうか?

鈴木めいや

心理学的に夢を解釈するやり方には、主体水準による解釈と、客体水準による解釈の2通りのやり方があります。
客体水準による解釈とは、夢の中の人物や出来事は、それはそのままそれを意味している、という考え方で、このやり方は基本的に、お互いのことは目を見れば何を考えているのか分かるくらい深い絆で結ばれているような、幼馴染みや家族の場合にごく稀に行う解釈の方法となります。

主体水準とは、夢の人物などの心像は、あくまでも実在しているそれとは間接的な関係でしかなく、それはあくまでも、心の中のなにかをあらわしていますので、連想や拡充などの手続きをする必要が出てきます。

また、MLフォンフランツという心理学者は「夢の道」という本の中でこのように言っています。
「一般的に、夢のモティーフの85%は主観的と思うので、たいていの夢は主観的に解釈するのがよいでしょう。まず、それをするのは自分の中の何なのか?と問うべきです。p35」

心理学の知識のない人々の間では、夢のなかの人物や出来事を、実在の人物や出来事と直接、結びつけて考えがちですが、実はそれは、無駄な不安感の助長や偏見の種をバラまく結果となりやすく、とても危険ですのですべきではありません。

例えば分かりやすい例で言うと、死に関する夢は多くの人が見ているものですが、
「私は昨日、誰々が誰々を殺害した夢を見たから、実在している誰々は悪い奴に間違いなく、誰々は不幸な目に遭うだろう」
と言えば、それはただの偏見にすぎず、無意味に不安感を助長しているに過ぎませんので、物事は決してよい方向には進まないはずです。

「夢で見たからといって、行動を起こすのは危険だと思いますが。」

とは、まったくその通りと思います。
それはあくまでも心理学的には、その夢を見たご本人が持っている「その人のような性格の一要素」が表現された心像であって、実在するその人と直接、結びつけるべきではなさそうです。

無意識が身近なその人を選んだという事は、現実でその人に会ったときの関わり方を変化させるために、夢でその人を印象的に出したのかな?思ったりします。

あくまで、自分の中のその人が象徴する側面だとか、その人からの連想で考えたほうがいいのでしょうか?

間接的な意味では「関わり方を変化させるために、夢でその人を印象的に出した」という解釈はできるかと思います。

現実にその人物と出会うことで、yuri様の無意識の「その人のような性格の側面」が触発されて夢にあらわれている、と考えるのだとすると、今まではあまり持っていなかったそんな性格の要素が心の中で育っていけば、その人物との関わり方も自然と変化していくものではないでしょうか?
あるいはもしかすると、そもそも、このようなことを考えている時点で、自然と変わっていくものなのかも知れませんね。

yuri 様

2)夢を見るタイミングについて
今回の夢では、Uさんに慰められましたが、前はUさんに厳しい言葉を言われる夢も見ました。
慰められるような夢を見るときは、がんばっていて、厳しいことを言われるような夢を見るときは、まだ、がんばれるというようなことなのでしょうか?

鈴木めいや

もちろん、がんばっているかどうかも関係しているとは思いますが、その内容や心の状況に大きく関係していると思います。
夢は科学的には、人間が持つ沢山の生理的な反応の中の、たった一つの働きに過ぎません。
例えば、汗をかく、唾液が出る、鼻水が出る、などは全て生理的な反応であり、汗は基本的に、上がりすぎた体温を下げるための生理的な働きです。
唾液は食べ物を上手に咀嚼するための働きであり、鼻水は余計なものを外に追い出すための生理的な働きと言えます。

それでは夢は何をするための生理的な働きか?と言うと、それは、そのときの偏りやすい心の状態を、正しい(あるいは健全な)状態に引き戻したり、心の状態を整えるための働きと考えられます。
ユング博士は、夢の主な目的は補償作用にあるとしていますが、それとこれとは、深い部分では同じ意味だと推測することが出来ます。

夢のなかで、目標にしている人や尊敬する人に褒められるのであれば、無意識は、それに関係する心の肯定面を、さらに高い水準に押し上げようとしているのであり、叱られたり厳しいことを言われるのであれば、無意識は、心の中で不自然な方向に進んでしまっている何かを、自然な方向に引き戻そうとしているのかも知れません。

無意識はそのようにして何かが何かを補い合い、人は誰でも、夢を見ることで心の健全さを保っていると考えられます。

さて、今回の夢解釈は以上となりますが、いかがでしたでしょうか?

yuri 様

返信ありがとうございます。
私の稚拙な質問に付き合っていただき、恐縮しています。

今回の解釈で、女性性、男性性について考える貴重なヒントをたくさんいただけたと感じております。

また、夢で気になることがあったときは、相談させていただけたらと思っています。
今回は、本当にありがとうございました。

2015/10/04 〜 10/13



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