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夢解釈40「運針練習」の2ページ目

「女性性の足りない部分を発達させ、新しい衣服類(社会に適応するための表向きの表情)を仕立てようとしている」ことをあらわした夢

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2015/10/04 〜 10/13


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yuri 様

29歳 女性 医療機関の事務職
タイトル/「運針練習」




〜もう一度、ちゃんと教えてもらいたいなと思いました。

鈴木めいや

質問2)
「今の職場の新しく入ってきたNさん」とは男性でしょうか女性でしょうか?
連想を広げる作業をしてほしいのですが、Nさんとはどのような人でしょうか?
また、Nさんを知らない人にその性格を聞かれたとき、どんな性格の人、と説明なさるでしょうか?

yuri 様

40代の女性です。自分が忙しいこともあり、挨拶くらいで、あまり関われていません。
左利きで柔らかい感じの話し方をする人です。
この夢を見て、そんな人に負けたくないと運針練習をがんばっている自分は負けず嫌いなのかなと思いました。

鈴木めいや

質問3)
優しい言葉をかけてきた「当時の職場の先輩のUさん」とは男性でしょうか女性でしょうか?
また、Uさんを知らない人にその性格を聞かれたとき、どんな性格の人、と説明なさるでしょうか?

yuri 様

当時、35歳くらいの女性です。
職場で縫う人としては一番長くおり、全国のコンクールで優勝したこともあり、みんなから尊敬されていました。
いたずらっこのようなところもあり、私も憧れていました。

鈴木めいや

質問4)
前々職の和裁の会社での、当時の仕事内容はどのようなものでしたでしょうか?
また、具体的な思い出でも漠然とした印象でも結構ですが、その会社に勤めていたときのことを思い浮かべたとき、最初にどのようなことが浮かびますでしょうか?
もちろん、答えられる範囲内で結構です。

yuri 様

仕事内容は、着物の仕立てです。
会社に勤めていたときの思い出は、辛かったということです。

解釈で縫う作業について、太古の昔から続いている仕事であることや、河合隼雄先生のグリム童話「いばら姫の昔話」に言及していることが、自分の夢の縫うことにも繋がっているとは、とても思えないというのが最初に解釈を読んだ感想でした。
しかし、その後の、

心の深い、集合的な無意識の領域から生じたエネルギーが、個人的な心の層を通してあらわれており

というところを読んで、ほんの少しかもしれないけれど、深い集合的な無意識の領域に自分も通じているのかもしれないと感じられ、深い安心感のようなものを感じました。
そうすると、

夢の中の縫う練習は、心の深い部分に溜め込んできた、様々な感情や観念の複合体をたぐり寄せ、縫い合わせ、あるいは紡ぎ出してそれを何らかの形にしようとしている心の働きを象徴しているのだと思われます。

という解釈が、生き生きとイメージできる感じがしました。

めいやさんの解釈で

始めたばかりで今はまだしんどいけど、運命的な心の糸を縫い合わせていき、だんだん形にしていけば楽になってくるから…

を読んで、紫色の生地を縫う場面で思い出したことがありました。
夢で私が縫っていたのは、袖だったのですが、和裁は縫うとき、袖を先に縫ってから、身頃(体の部分)を縫うので、夢の中で袖を縫っていたのでは、まだ、縫い始めということなのかなと思いました。
生地が紫色なのは、私にとって紫というのは、落ち着いた大人の色というイメージなので、成熟することと関係があるのかな?と思いました。Oさんのこと大人の女性っぽくなったと夢の中で思っていたし。
糸の色が合わないというのは、まだ、自分の人生をどんな色で縫っていけばいいかわからないということかな?とも思いました。

運針練習をがんばったり、Uさんの言葉に涙が溢れるのは、心の奥で私は、今の状況に手ごたえを感じているのではないかと思いました。
おそらく、仕事に対してだと思うのですが、運針練習をがんばったり、憧れている職場の先輩に励ましたもらったりして、「自分なりにがんばっているし、それは段々と報われていくよ」と心の奥の自分が言っているような気がします。
今回の夢は、夢の中でもがんばれていて、手ごたえを心の奥で感じているのかなと思います。

以上、めいやさんの解釈を読んで、感じたことです。
よろしくお願いいたします。

鈴木めいや

yuri 様、
返信を頂きまして、ありがとうございます。

まだ、自分の人生をどんな色で縫っていけばいいかわからないということかな?

心の奥で私は、今の状況に手ごたえを感じているのではないか

など素晴らしい解釈だと思います。

また、質問のご回答の件に付きまして、お手数ですが、AさんとYさんの連想についてもお聞かせ頂いても宜しいでしょうか?

こちらは男性でしょうか?女性でしょうか?
また、AさんとYさんの性格を聞かれたときに、どのような人と説明なさるでしょうか?

yuri 様

両方とも女性です。
Aさんは真面目な優等生で、Yさんはしたたかな優等生だと思います。
どちらも職場で信頼されていた先輩でした。

鈴木めいや

ご回答の返信を頂きましてありがとうございます。
鈴木めいやです。

タイプの問診チェックでは、yuri様はどちらかというと、男性的な性格の傾向(あるいは男性性)を優位とした性格の持ち主という結果が出ております。

そして今回送って頂いた「運針練習」の夢は、運針練習という時点で女性的な性格の側面について語られている夢であると思われますが、更にこの文面にある(本人を含め)7人の登場人物のうち、7人ともすべて女性であり、この夢には、男性的な要素は一切登場しないという所に大きな特徴があります。

夢の中に登場する同性の登場人物は、基本的に「影の心像」と言って、ご本人が日頃の生活の中であまり機能させずに、無意識下の陰に身を潜めている何らかの人格(基本的な言動や行動のパターン)の側面が表現された心像と考えられます。
そして、そのような自分自身が持っている性格の要素は、夢の中ではそれぞれが自立的に一人歩きします。

今回、一人ひとりの連想を広げる作業をさせて頂きましたが、夢の中の登場人物は、連想されるすべてと関係しています。

女性性、あるいは女性的な性格の側面と言いましても、非常に多くの意味合いがあるのですが、今回の夢では、そんな沢山の意味合いの中でも、運針練習という作業によって表現されている何らかの女性的な性格の要素(おそらく、細やかな気遣いや配慮、微妙な気持ちを汲み取るような繊細さ、など)について語られている夢であると思われます。
今回、どちらかと言うと、性格の基本部分は男性的であると思われるyuri様が、完全に女性的要素しか登場していない夢を見ています。

もし間違えていたら申し訳ありませんが、yuri様が「仕事がきつい」と仰るその背景には、おそらく夢のなかで運針練習として表現されている何らかの女性的な性格の側面と関係しており、あなたの無意識は、あなたに対して、普段の不十分なそんな女性的な性格の側面を補い、発達させようとして、このような夢が生じてきたと思われます。

女性性のとある側面に関しては、普段はあまり機能しておらず、それは普段は無意識の陰に身を潜んでいる要素なので、それらは何とか意識の陽の目を浴びようとして人格化され、数人の女性の姿となったのではないでしょうか。

夢の中の縫う場面は、無意識下の様々な感情や観念の複合体をたぐり寄せ、縫い合わせ、あるいは紡ぎ出してそれを何らかの形にしようとしている心の働きを象徴していると考えられます。
それもやはり、女性的な心の働きであるなにかかと思われます。

解釈/
「心の糸を縫い合わせることで女性性の足りない部分を発達させ、新しい衣服類(適応するための表向きの表情)を仕立てようとしている」
という無意識の働きについて語られた夢

鈴木めいや

まず、この夢の舞台についてですが、そこは前々職の和裁の会社であり、連想では

「会社に勤めていたときの思い出は、辛かったと」

とお答え頂いております。
つまりこの夢は全体的に、数ある女性的な性格の要素の中でも、おそらくyuri様の、苦手で機能しにくい何らかの女性的要素が働いている時の心境にいるときについて語られている、と言えそうです。

そんな中には、あまり関わりがなくて「左利きで柔らかい感じ」ということ以外はよく知らないNさんがいます。

影の心像の特徴は「未知」ということにあり、それは謎めいていればいるほど、影の否定面は大きくなりやすい傾向があります。

また、夢の中の左は女性的な方向であり、左はときに、非合理や悪のイメージを伴う場合もあります。
「柔らかさ」は女性性の重要な要素ですので、夢の中のNさんは、女性的な性格傾向のなかでも、否定面を象徴していると思われます。
夢の中で彼女がなにかを行うときは、悪いことが多いはずです。

yuri様は夢の中で、そのような人には負けたくないので運針練習を頑張っています。
つまり、心の糸を縫い合わせて、女性としての人格をワンランクアップしようとしています。
縫い目は不揃いではありますが、結構真っ直ぐ縫えているようです。

するとそこには、Uさん、Aさん、Yさんなどがいます。
3人とも優等生ですので、そこは基本的に女性としてのスキルの高い、緊張感のあるときの心境について表現されているのかも知れません。

そして、夢の中の登場人物は、基本的にすべて、自分自身の分身のようなものと言えますので、yuri様は自分で思っていた以上に、自分自身が持っているOさんのような性格の側面は「大人の女性」になっている、ということなのかも知れませんね。


2)の場面、Uさんの優しい言葉に対しての涙について…

心理学では、わたし達の無意識には心の発達や成長を促すための本能的な仕組みが、生まれつき備わっていると考えられています。
それはセルフの心像と呼ばれており、個人が見る夢や昔話の中では、崇高なイメージを伴う人物としてあらわれる場合が多くあります。

例えば、世界中の昔話に目を向けてみると、主人公を窮地に追い込むきっかけを与えたり、あるいは逆にピンチの主人公を助けたりする何かがよく登場していることに気が付きます。
それは崇高なイメージの人物や、あるいは神聖な動物であったりもします。

そんなセルフの心像の目的は、わたし達の欠けている何らかの側面を補い、わたし達を現在よりも高い水準に押し上げ、成長させることにあるので、時には厳しいことも言うのですが、時には優しい言葉や貴重なアイテムなどを差し出して、助けてくれたりもします。

今回の「運針練習」の夢では、Uさんという憧れの人物が登場します。
Uさんに対しての、あなたの連想は、

「職場で縫う人としては一番長く会社におり、全国のコンクールで優勝したこともあり、みんなから尊敬されていました。
いたずらっこのようなところもあり、私も憧れていました。」

とあります。

おそらく夢の中のUさんは、心理学で言うセルフの心像であり、普段は欠けやすい、あなたの女性的な性格の側面を補い、あなたの意識性を現在よりも高い水準に押し上げようと試みる、セルフという無意識の仕組みを象徴しているものと思われます。

つまり、2)のエモーショナルなこの場面は、影の心像ではなく、セルフの心像による慰めの場面として考えることが出来ます。

そもそも、心の糸(複雑な観念や感情の複合体と関係している)をたぐり寄せ、それを縫い合わせるという夢の中のこの行動は、近くにこのUさんという存在があったからこその働きである可能性さえあります。

3)の場面のご本人の解釈は、まったくその通りと思いますが、「人間と象徴」という本でも解説されているように夢には多くの意味合いがあり、とても多義的です。

一般的に、夢の中の衣服類は、心理学では「ペルソナの心像」と言い、それは心の外側(社会や対人関係)に対する、表向きの表情を象徴する場合があるとされています。

つまり、夢の中のどうしようか迷う場面は、現実に、対人関係に向き合うときの表向きの表情(衣服類)を仕立てるプロセスにおいての、新しいペルソナを上手に作り上げることの困難さ、のような心境が表現されているように思います。

この夢は、yuri様の、心のか弱い部分がよくあらわされているような印象がありますね。

繰り返しとなりますが、この夢を一言でいうと、
「心の糸を縫い合わせることで、女性性の足りない部分を発達させ、新しい衣服類(適応するための表向きの表情)を仕立てようとしている」
という無意識の働きについて語られた夢、と言えそうです。

いかが思いますでしょうか?



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