特別企画、ユングのタイプ論

みよし様は、おそらく主体となっている優越機能は
直感的な働きと思われます。

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ユングのタイプ論によるディスカッション
みよし様
36歳 女性 既婚


みよし様

鈴木めいや様、昨年より一連の夢の解釈でお世話になりました。
一番の興味は、自分がそもそもどの型に属するか、ということにあります。
環境等の要因より修飾が加わって現在はわかりにくくなっているのかもしれませんが、自分の生来の傾向とその後獲得した要素とを見分けることができれば、私にとって有益であるような気がしております。

鈴木めいや

みよし様。
ご依頼を頂きましてありがとうございます。鈴木めいやです。
ご依頼いただきまして、大変嬉しく思います。

性格の本

「宝島社 性格の本」という雑誌のなかに、秋山さと子氏によるタイプ論のテストがございますので、取り合えずそれを添付させていただきます。
このテストは絶対的なものではありませんが、参考程度にはなるかと考えておりますので、もし宜しければ、ご活用してみるのも良いかと思います。
今回、ご依頼いただきまして、ありがとうございました。
それでは、どうぞ宜しくお願い致します。

みよし様

タイプ論のテスト、とりあえずなるべく考えないようにしてやってみました。
一応、添付ファイルに私の回答(赤字)があります。
点数は以下の通りです。
外向的思考タイプ 4点
内向的思考タイプ 8点
外向的感情タイプ 3点
内向的感情タイプ 3点
外向的感覚タイプ マイナス2点
内向的感覚タイプ 7点
外向的直観タイプ マイナス3点
内向的直観タイプ 1点
これを見ますと、私は内向的思考タイプか内向的感覚タイプということになるようですね。
質問1:
正直申しまして、いずれももうひとつピンと来ない気が・・・心理学的にはちょっと違う意味になるかもしれないのですが、私自身はどちらかというと、普段どちらかというと「外向的」な面が強く出ているように思っておりましたので。それは単に、人と接するときの「外向的な態度」に過ぎなかったりもするのですが、そういう生活習慣上の態度は心理学的タイプとはあまり関係ないのでしょうか?
また、思考と感情は同じ軸の反対側にあるもの同士のようで、この両方が点数が高くなるのも変な気がするのですがいかがでしょうか。

鈴木めいや

今回行なっていただきました「秋山さと子 かんたんにできる性格判断テスト」ですが、数年前(高校生でしたので、16,7歳の頃)に私がやってみたときも、みよし様と同じように、「いまひとつしっくりとこないなあ」という印象を持ったことを覚えています。

その時のルーズリーフの紙は無くしてしまったので、具体的な点数までは思い出せないのですが、当時、わたしの場合も、ユングのタイプ論では反対に位置するはずの機能が同じぐらいの点数になってしまったりして、疑問に感じたことを覚えています。
わたしは基本的にこのテストの結果よりも、そのような感想のほうが正しいと思っているので、「いずれももうひとつピンと来ない気が」とのことでしたら、やはり、その捉え方が正しいのだと思います。
ですが、当時、明らかに内向的感覚タイプだと考えていたクラスの友達がこのテストをやってみたところ、内向的感覚の点数が高くなり、「このテストも完全に捨てきれるものでもないな」と思ったことも覚えています。
なのでこのテストは、「正しい結果が出る人もいれば、そうでない人もいるな」くらいの一つの基準として捉えたほうが賢明のようです。
そもそも、精神分析辞典という本によりますと、性格という言葉の定義は、
「個人個人の持続的な機能のパターン。他人から見ると、ある人が習慣化した考え方、感じ方、行動の仕方ともいえる」
とあります。
基本的には、生活習慣上の態度は、その人の生まれ持ったタイプが基本となるはずです。

ですが、具体的に、何かのたったひとつの習慣を見つけたときに、それが直接、生まれ持ったタイプに正直に従った結果に自然に生じた習慣(性格)であるのか、それとも、教育や環境によって、「ちょっと面倒臭いけど親や先生がうるさいから」というように、努力した結果として身に付けた習慣(性格)であるかを判断するのはとても難しいと思います。

ちなみに、広く一般的に示す性格の言葉、例えば、「几帳面な人だ」とか、「真面目な人だ」とか「優しい人」という言葉を、ユングのタイプ論に当てはめて考えることも、非常に難しいと思います。

というのは、例えば、ある主婦の人が、「あの学校の先生は優しい人だ」と言った場合、それは、本当の意味で感情面に優れているので、生徒に優しく接することができている人なのか、それとも、感情面が劣等なために、“形式的な優しい接し方”しかできずにいる人なのかを判断することは難しいのです。

みよし様

質問2:
このテストをやりながら思ったのですが、私が自分の心に浮かんだ何かを捉えるのに、どのような機能を用いているのか、よくわからないような感じがします。
例えば私が仕事をしながら「これは面白い現象だな!」と思ったとします。面白がるのは感情だとおもうのですが、そのなかには、
# このような現象は今まで聞いたことがない、今まで考えられていたものと別の要素の影響がなければこの現象は起こり得ない、などと考えて、面白い。(思考?)
# この現象は今までみたものと全く違っていて面白い。強いていれば何々と似ている点があり、それがまた意外で面白い。(感覚?)
# 理由はうまく説明できないが、とにかくこれは面白いことに違いないと勘でわかる。(直感?)
のような要素もあり、うまく分けられないようにおもうのです。これは原理的に実はそうなのか、それとも私自身が未分化なだけなのか、いずれなのでしょうか。

鈴木めいや

このテストに対してどのような意識の働き(機能)を働かせているか? ということもそうですが、まず、自分の先天的な主機能を調べようと思うのでしたら、何か一つの対象を目の前にしたときに、“まずどのような機能が初めに働くのか?”ということよりも、“一年間や今までの人生の間に、どの機能が一番基本的な地盤となってたのか?”ということを考えなければなりません。
また、このテストをしているときに働いている意識機能というのは、一つではなく、複数であり、そして、劣等となっている何らかの機能の影響というものもあるはずです。

例えば、先天的に典型的な感情タイプの人が、「世の中は学歴社会だから、思考機能を発達させるべきだ」という考えを身に付けているとします。
そのような人がこのテストをしたときに、
「大事な決定をするときは、周囲の情報を理論的に分析してきめるほうだ」
という項目に、[はい]と答えてしまい、自分は思考タイプだと誤解するのです。
この場合、心理学的には、慢性化した思考コンプレックスなるものによって、ついつい[はい]に丸をしてしまったと言うことができます。これは劣等機能の仕業といえます。
また、もし、その時の状況などがハッキリしている場合でしたら、具体的に、さまざまな要素や心の働きをうまく分けることは可能です。
例えば、みよし様の考えですと、

# このような現象は今まで聞いたことがない、今まで考えられていたものと別の要素の影響がなければこの現象は起こり得ない、などと考えて、面白い。(思考?)
# この現象は今までみたものと全く違っていて面白い。強いていれば何々と似ている点があり、それがまた意外で面白い。(感覚?)
# 理由はうまく説明できないが、とにかくこれは面白いことに違いないと勘でわかる。(直感?)

とのことですが、この3つのうちの一番上と二番目は、どちらも思考機能による意識の働きと考えたほうが妥当です。
と言うのは、広く一般的に、「思考」などと言うと、まるで難しいことをあれこれ考えることのような意味合いを持ってしまっています。ですが、一番、原始的で基本的な思考機能とは、「ある対象に対して、それとは別のものを結びつけること」のことを言います。

なので、ある対象に対して、客観的な視点によって他のものとの結びつけようとした時点で、それは既に思考機能によるものなのです。
ここに記されている二番目の意識の働きは、「この現象は今までみたものと全く違って」と言っている時点で、あきらかに他の要素と結び付けています。なので、このような意識の働きを、“感覚”に分けることはできません。

ユング派のいう感覚機能とは、ただ、その対象に対しての具体的な質感や印象を知覚するだけの働きを言い、「それは何であるか?」という広がりは持っていません。

なので、感覚的な意識の働きを一般的なセリフに置き換えるのであれば、「この現象はなんて美しいのだろう、この幻想的な色彩、刹那的な質感、これは面白い」となります。
また、最後の三つ目ですが、これではどのような働きが生じているのかはっきりとは分かりませんので、心理学的にどの機能に分けるかを考えることは難しいと思います。
ですが、必要な情報を得られる環境にさえいれば、原則として分けることは可能です。

みよし様

質問3
言葉をどのように捉えるか、ということにもこの種のテストは依存してしまうかもしれない気がするのですが、いかがでしょうか?
例えば、理屈とか論理とかのキーワードに関して、否定的な印象を持っている人(自分のことをあまり賢くないと思っている人に多い気がします)は「思考タイプ」にはなりにくいのかも、という気がします。
私自身は、問題解決のためには「知恵」が最強の道具だと思っていますので、理屈とか論理とかのキーワードに関しても肯定的で「思考タイプ」の点数が高くなりやすいのかもしれないともおもいます。ただしテストをやりながら、私が問題解決のために働かせようとする「知恵」は、心理学的には思考機能とも感情機能ともつかないものだったりするのでは、という危惧を感じたりもしました。

鈴木めいや

質問3 「言葉をどのように捉えるか、ということにもこの種のテストは依存してしまうかもしれない気がするのですが」

というのは、まったくその通りだと思います。 私は〜

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