夢解釈30、「ブラジャーの絵」2ページ目

安売りされた女性性と向き合いそれをなんとかして
表現しようと試みている夢

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カーテン 様
30歳 女性 一人暮らし

タイトル/「ブラジャーの絵」

この課長に対するご本人の連想では、

「魅力的な人だけど自分を活かさない生き方をわざと選んでるように見えてしまい歯がゆいなと感じている」

とお答え頂いておりますので、夢の中のこの課長は、ご本人の無意識下の男性的な側面(主に、知的な判断力や自立性、決断力、発言力、論理性、忍耐力、合理性、創造性、客観性、意識性など)の中でも、本来の性格を活かせないような少し劣った男性的要素が表現された心の側面だと思われます。
そして、そんなアニムスの死と向き合い、それを認識することによって、夢の中では女性としての心の旅がはじまります。

その幕開けは、夢の中で海外ドラマのワンシーンを観ているらしく、これは、内面的な心の深い側面を客観的にみているような状況ということが出来ます。

そんな状況において、黒人の4.50代のキャリアウーマンぽい人が、ゴミ箱からまだ使えそうなブラジャーを取りだします。

現実の生活において、海外の人に、知り合いはいないものの、ドラマや映画で見たことのある人とのことです。
つまりその人物が象徴している要素は個人的な側面は薄いものと思われます。
そしてこの黒人女性は、キャリアウーマンであり、有名人でもあるようなので、それは無意識下で影となっている太古的な女性的性格の一要素あらわした心像ではあるのですが、社会的には、人としての能力は高いのでしょう。

また、ブラジャーは女性の身体の最も特徴的な部位を包み込み、保護するもの、ということから、それは身体性に深く関わるような女性性を象徴しています。
この夢の中のブラジャーは、つぐみの髯の王様では、ツボや小鉢と比較しうるものです。

と言うのは、まだ人類が冷蔵庫を発明していなかった原始的な生活を送っていた時代は、麦などの食料はツボの中に保存しており、ツボなどの容器は、命に欠かせない食料を蓄え、保護し、入れておくための道具でした。
蓄える、保護する、入れる、などの心の働きは、女性的な心の働きを表現するにはピッタリですので、この昔話に登場するツボもやはり、母性を含めた女性性の基本的な働きを象徴しています。

そしてこの昔話の中では、お姫様は、そんな女性性(ツボ)を一般庶民に向けて安売りしなければなりません。

これは、アニムスと向き合った結果、女性性を鍛えるためにはどうしても必要な仕事と言えますが、今回送って頂いた夢の場合は、ブラジャー(あなたの女性性)は黒人という少し劣った女性像によって、ゴミ箱から拾われます。

これはまるで、
「あなたの女性性はゴミのように価値の低いものではあるけど、なんとか拾ってやったぞ」
とでも言っているかのように見えます。

あなたは問診心理チェックの結果では、私生活において女性性を働かせる割合は少ないという結果が出ていますが、それは完全には捨て去られることはなく、ゴミ箱から拾われ、なんとかして使おうと試みられているようです。
しかしそんな女性性(ブラジャー)は、この昔話のように、安売りしなければならないようです。

黒人女性は、ゴミ箱から拾ったブラジャーをホームレスの女性にあげてしまい、ホームレスの女性はそのブラジャーを売ってお金にし、それを買った女性はそれは元はゴミだと知っています。

この夢を見る限りでは、ブラジャーで象徴している何らかの女性性は、これでもかというほど価値を低く見られ安売りされてしまっているように見受けられます。

ですがこのことも、あの昔話と同じように、女性性を鍛えて幸せになるための、プロセスの一場面であると言えるのかも知れませんね。

そして、夢の場面は変わり、みんなで合わせてダンスをやっています。
それぞれが即興で踊っていて、自分は上手くやれると思っていますがうまく踊れません。

ダンスを踊るには、呼吸を合わせ、自分とは違う個性を持つそれぞれの人達とうまく調和しなければなりません。
夢の中のダンスも、「他人との関係性」と関係があるのでこれも女性性のなかの一つの側面ですが、あなた(夢の中の自我)はダンスがうまく踊れず、身体を動かして感情を表現して、他人とうまく調和を試みてはいるものの、少し難しい状況にあるようです。

すると夢の中で、ついたて小屋のようなものの前に、自分で描いたブラジャーの絵をかけることになっています。
その絵を見て、インドかヒスパニック系の外国人の女の人が「全然ダメだよ、失礼だよ。どうしよう!ちゃんとしたのどこにある?」と言います。
ブラのカップを丸く立体的にかけないとダメらしく、自分の絵は丁寧に描いてあるものの、カップの部分が丸くはかけていません。
その外国人の女の人に「◯◯さん(この人もインドかヒスパニック系)はすごく上手だよ」と言うと、彼女は「あっ!そうか」と言ってさっさっとその人を探しに行ってしまいます。

ブラジャーの絵を描くことは、女性的な側面の一要素を具体的に表現しようとする試みであり、夢の中で、自分のその側面を絵に描いて見つめなおそうとしますが、外国人の女の子(太古的な影の心像)によって、その表現された絵は、人に見せるにはあまりにも失礼であることを指摘されてしまいます。

そして、その外人の女の子は、どうしてもブラジャーの絵で象徴している何らかの要素(おそらく身体性というニュアンスの女性性)を必要としているのか、上手に描ける人を探しに行ってしまいます。

このことは、まだまだ女性としての側面を描き出し、人様にお見せできるレベルには達していないと言われているように見えます。
もし失礼になってしまったら申し訳ありませんが、どちらかというと男性性が優位なタイプであるご本人にとって、その側面は、まだまだ修行中の身であるということを意味しているのかも知れませんね。

夢はここで終わっていますが、この夢の文脈は、「つぐみの髯の王様」で言うと、お姫様が台所女中としてつらい下働きをさせられている場面と比較でき、この夢の文脈は、この昔話で言うと幸せになる少し手前で終わっているように見受けられます。

ですがこのことは、女性として幸せになるために必要な、心の旅路のプロセスの一場面に過ぎないのかも知れませんね。

この夢は、ご本人の日常の生活において、普段は無意識的な影の側面となってしまっている要素を生々しく感じることが出来る夢だと感じました。

少し長文となってしまいましたが、いかがでしょうか?

カーテン様

鈴木めいや様、お世話になっております。
ご返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
今回して頂いた解釈はわたしが夢から感じ考えたこととかなり違った角度からで(毎回かもしれませんね(笑)じっくりその差違を感じているうちに返信が遅れてしまいました。

それでどこに抵抗というか自分の解釈との違いを感じたかといいますと、黒人の解釈などです。わたしは「低い」や「未発達」などとは捉えずにむしろ、取り込みたい純粋で根源的なエネルギーだと解釈したからです。
ブラジャーを拾った黒人女性は自立的、能動的な人物。それをもらいお金にしたり、金銭で買う二人は受動的な白人女性でした(ここ省いてましたね、すみません)ホームレスは疲れ果てた白人の老婆。それを買ったのは裕福な白人の30代くらいの主婦(自分では仕事もせず、そのブラジャーを買ったのと自分の意思というよりは、そういうエコ的なボランティアの流れを無批判によいと思っている)といった感じです。
流れを作った黒人女性は、西洋の男性社会が築き上げた、理性主義、合理主義が粗末にしてる女性性からのプリミティブな要素を、枯渇した男性原理社会の女性に与えたのではないかな…と。日頃から自分の枯渇感を解消するヒントを原始的なものに求めている意識があったので。
そして、あの童話の結びは、男性に安全と幸せを最後与えられて終わっているように思え…そこがどうしても受け入れがたいです。苦労をした結果お姫さまが自分の内側からの力に気付くことで平穏を得られるのではなく、謙虚さを知ったことで幸せを「与えられる」構図に見えてしまったので。

取り急ぎ、まとめることもなく返信させて頂きました。 よろしくお願いします。

鈴木めいや

カーテン様、 ご返信いただきまして、ありがとうございました。
頂きました返信を読ませていただき、感じたことが二点ほどありました。
一つ目は、こちらの言葉の説明不足からくる食い違いで、それはやはり、夢の中の黒人女性が象徴している要素についてであり、少しだけ説明させて頂きますね。

「わたしは低いや未発達などとは捉えずにむしろ、取り込みたい純粋で根源的なエネルギーだと解釈した」

とのことですが、ごく簡単に言ってしまうと、「低い人格」「未発達」という言葉が差しているものと、「取り込みたい純粋で根源的なエネルギー」というものは、決して相反するものではなく、それは同じものであるということを見て頂ければと思っております。
わたし達の人間の心には、大きく分けると二つの側面があり、それは発達していて、意識領域においてコントロールが利き、よく分化・発達している性格の側面と、未発達で人格が低く、日常生活においてあまり生かされることのない、無意識的な性格の側面の二つです。
そして少なくとも〜

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